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1.17 阪神・淡路大震災

Jan 17, 2024

1995年117日 午前546分 神戸地域に地震発生。

 

当時、私は香港の日系企業に勤めていました。

香港時間午前8時過ぎに出社したら、テレックスで第一報が入っていました。

神戸で大きな地震が起きた、と。

その後、続報が次々と入ってきました。

東京本社と電話が繋がりました。

神戸支社の建物が一部崩壊した、と。

 

テレビのニュースは、神戸の地震のことばかりになりました。

翌朝からの新聞も、大々的に報じました。

 

関西出身の日本人社員の実家が崩壊したこともわかりました。

 

社内で義援金集めが始まりました。

それに対して、香港人スタッフの反応は様々でした。

「中国で大きな地震があった時に、日本人が助けてくれた。今度は私たちが日本を助ける番です。」という人。

「私は日本の会社で働いて、お給料をもらって、生活ができています。日本が大変な時に恩返しをするのは当然です。」という人。

「日本人は金持ちなのだから、募金なんかする必要はない。私は募金しません。」という人。

 

当時の香港には、反日感情が、少しだけですが、ありました。

第二次世界大戦当時、日本軍が香港を占領していた時期がありました。

その頃の日本軍駐屯地の跡地が、ハイキング・コースの途中にありました。

8月最後の日曜日の次の月曜日は、祝日でした。

戦争が終わって、日本から解放されたお祝いの日です。

8月の終戦と12月の開戦の時期には、

決まって、南京虐殺のことがテレビで流れたりしました。

小学校では、日本軍はアジアを侵略した、と教えていたようです。

8月と12月は、香港在住日本人は、目立たないように、

少しおとなしくしていた方が無難だと聞かされていました。

 

でも、香港の水不足解消のための、各地に貯水池建設を進めて、

水不足を解消したのは日本人です。

香港の友人たちはそのことも忘れてはいませんでした。

 

毎年 117日には、色々なことを思い出します。

 

この度の北陸の地震と津波で被害にあわれた方々、

今も不自由な避難所生活を強いられておられる方々、

被災地のことを想いながら。

一日も早く安心できる生活が取り戻されますように。

 

トレーニングセンター事務局でした。

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